フランス製レザー・ヴォーエプソンの修理記録
~2年使った本革ケースをもう一度、美しく。~

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お気に入りのスマホケースを長く使っていると、少しずつ“味わい”とともに“傷み”も出てきます。

今回は、2年間愛用されたフランス製レザー「ヴォーエプソン」の手帳型ケースを、COVERARYの職人が丁寧に修理しました。

本革だからこそ、手をかければまだまだ美しく使い続けられる。そんな「永く愛用する楽しさ」を感じていただける修理の様子をお届けします。


使用2年、革の経年変化と傷み

使用2年、革の経年変化と傷み01
2年という月日を共に過ごしたヴォーエプソン。表面にはほどよいツヤが増し、革らしい風合いが出ていましたが、「手帳の角」部分に剥がれが見られました。
使用2年、革の経年変化と傷み02
また、サイドの「こば(革の断面)」部分も数か所、剥がれが見られました。


手帳の角部分の剥がれ修理

手帳の角部分の剥がれ修理03
まず、手帳の表面の革と内側の心材の間に浮きが見られたため、専用ののりで接着しました。接着後、表面から数分間の圧着作業をすることで、より強度の高い接着力へ仕上げています。


こばの補修作業

こばの補修作業04
まず、浮いてしまった部分や完全に剝がれてしまった部分を整えるため、丁寧にハサミでカット。
使用2年、革の経年変化と傷み05
その後、専用のこば剤をサイドがなめらかに仕上がるよう丁寧に塗り重ねていきます。この工程で、見た目の美しさだけでなく、革の剥がれの耐久性も回復します。


Before → After

Before → After06
↑手帳の角の剥がれの修復
Before → After07
↑こば(革の断面)剥がれの修復
Before → After08
↑こば(革の断面)剥がれの修復


革は、手をかけるほどに応えてくれる素材。使い捨てではなく、“育てる”ように永く使い続けることができるのが、COVERARYのレザーアイテムの魅力です。

お気に入りのケースに少しの傷みを見つけたら、修理という選択肢を。
※修理についての詳細はこちら